js-STARの教科書 XR+対応版 #13 〜3.度数の検定(3) 1×2表:母比率不等
3.5 1×2表:母比率不等
1×2表:母比率不等は、1×2表(正確二項検定)の表の下に母比率を入力する2つのセルを加えた4つのセルのある分析プログラムです。
母比率のセルには、2つの観測値それぞれの比率を入力します。
1×2表(正確二項検定)は2つの観測値の比率が1:1なので、母比率を入力するセルが省略されていると考えるとわかりやすいでしょう。
■画面構成
<データ入力セル>
セルレイアウトです。各セルにキーボードから値を入力します。詳しい使い方は、数値入力の基本を参照してください。
<一括代入エリア>
半角スペース、カンマ、TABのいずれかで区切られた数値データを一括してセルに代入できます。表計算ソフトなどとの連携に利用します。
<Rオプション>
Rプログラムのオプションを指定します。
<計算ボタン>
データの入力後にクリックすると、結果が出力されます。【計算!】ボタンの隣にある【結果を追加】にチェックを入れると、結果を上書きせずに追加して出力します。
<結果エリア>
このエリアに分析結果が出力されます。結果エリア上部には、【保存】【コピー】【消去】【タブ変換】のメニューがあります。このエリアの下部には、Rプログラムエリアがあります。
■使い方
0. 手法【1×2表:母比率不等】を選択します。
1. 観測値(度数)と母比率を入力します。
2. 【計算!】をクリックして計算結果を出力します。
3. 結果を保存します。
補足
母比率が 1:0.5 だった場合、2:1 のように整数比にして入力できます。
■スタック形式によるデータ入力
1×2表(正確二項検定)とほぼ同じです。1×2表(正確二項検定)との違いは、母比率セルに代入されない点です。
■発展
1×2表:母比率不等で母比率を 1:1 としたときと1×2表(正確二項検定)の片側確率が同じになることを確かめてみましょう。
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